9月にとある資格試験を受ける予約を入れていて、7月くらいにこれはどうも準備が間に合わないとおもって、2週間延期して、またしばらくして準備ができないということで、今度はもうちょっと長く延期しようということで、11月のはじめに受けることにして、10月になってそれでも準備が間に合いそうになかったんですが、これ以上延期すると少しは準備した分をぜんぶ忘れてしまいそうだったので、10月後半はわりとまじめに勉強して、先週受けてきたんですが、残念ながら及ばず、また12月に再試験を受けることになりました。
そんなわけで試験準備は続けるんですが、自粛していた3Dプリンタ活動も少しは再開しようかということで、ひと月まえにやっていたプロジェクトをここにまとめておきます。
ぼくが3Dプリンタを始めたいとおもった直接の動機は、Beepyのケースを打ち出したいというもので、それは単純にできあいの3Dモデルをアップロードしてプリントすればいいだけだったのですが、同居人から、キッチンの水道の蛇口のプロテクターを作ってほしい、というリクエストがありました。
数年前にリフォームして、キッチンの水道はこんなふうになったのですが、

見かけはカッコイイものの、水がはねると角の部分に水あかがたまって、結局常にふきんで水をぬぐわなければならない。うしろのタイルの目地もすき間ができてきてそこに水が入り込んだりもするし。
それで作ったのが、

デジタルノギスで測ったので、サイズはピッタリ。いくつか改善したい点はあるけど、最初のバージョンとしてはかなり上手にできたのではないかと満足してます。
3Dプリンタの講習会では、3Dモデルの作成用のソフトとして、オンラインのTinkercadを紹介されて、ぼくがつくったこれも複雑そうには見えるけど、要は箱と円柱の組み合わせだけで、しかもひとつも斜めに配置しているものはないので、じゅうぶんTinkercadでモデル作成はできるはずだけど、実際やろうとしてみると、足し算と引き算だけとはいえ、サイズをぴったり合わせるためにはいろいろと計算をしなければいけなくて、途中でいま編集しているものがちゃんと正しいサイズで出力されるのか、まったく自信が持てなくなってしまい、Tinkercadをつかうのはあきらめた。
そんなわけで、Blenderを使うことにして、最初はマニュアル操作で箱と円柱を足していたけど、またしてもやっているあいだにわけがわからなくなって、どうしたものかとおもっていたら、BlenderがPythonのAPIをサポートしていることがわかり、Pythonのプログラムを書いてそれを走らせてモデルを作成させてやればいいことがわかった。 それでやってみたのがこんな感じ。

たぶんもうちょっとそういうCAD系のソフトを使えば、マニュアル操作でもこの程度のモデルはわりと簡単に作成できたりするんだろうな。でも、プログラムでやれば、サイズを変更するのも簡単だし、BlenderのAPIはなんだかよくわからないところがあるけど、とりあえず今回作りたいものは作ることができたので、しばらくはこのアプローチで行くことにします。
汚いコードでぜんぜんコメントも書いてないけど、コードをGitHubにアップロードしておきます。
再試験!高宮らしくないな。3Dプリンタは自粛しなさい!と言いたいところですが、Blender使うならイタリア人がGitHubに公開しているOrbion Space Mouseという3Dマウスのいいやつがあるので紹介しておく。3Dプリンタで作る筐体以外のパーツ代は2,000円位。これは、絶対すぐ自作するしかないな。ははは。参考動画は「なんとか重工」のYouTube。
→ https://www.youtube.com/watch?v=Ap8ZD-H1Yfo
さて、私の拡大縮小デバイスは、Arduino Pro Microでも作れるが、Raspberry Pi PICOとロータリーエンコーダだけで作れることが判明。Raspberry Pi PicoにMACからCircuit Pythonを書き込み、ロータリーエンコーダ用のプログラムをGitHubから落として入れるだけ。この人のブログが一番わかりやすかった。
→ https://blogdaichan.hatenablog.com/entry/2021/08/01/060000
GitHubって便利だな。ははは。あとはロータリーエンコーダのシャフトに大きめのノブ付けてブレッドボードに部品挿すだけで簡単にできるな。ははは。こういうArduinoにせよ2040系の小さなボード系って買ったはいいけど制御するプログラム入れるところで終わって有効な使い方があんまり思いつかなかったのだけど、自作キーボードに使う用途が一番いい気がする。自作キーボードのことをいろいろ調べていて楽しかった。と言いながら、まあ今回はロト6で4等当たったので、秋葉原の上海問屋でXPPenのWireless Shortcut Remote ACK05を買ってしまった。実はこれが超いい。便利。カッコイイしお気に入り。BluetoothでもType-Cケーブルでも使えるしキー設定のアプリもわかりやすい。当然ローラーホイールで拡大縮小できるしマクロを割り当てるキーはパンタグラフ式のキーだが薄いしバッテリー入っているのに軽いし。黒しかないのだが白ならもっといいのになあ。
→ https://www.xp-pen.jp/product/1369.html
> うしろのタイルの目地もすき間ができてきてそこに水が入り込んだりもするし。
写真から判断すると継ぎ目のところにコーキング材というかシーリング材というかを薄く塗るといいかも。日本だと300円位でかなりの量が入っているやつが日曜大工センターで売ってるけど。透明なやつだと目立たないよ。それから、シリコーンスプレーを吹けば、水を弾いていいぞ。
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> Orbion Space Mouseという3Dマウスのいいやつがあるので紹介しておく
ちらっと見てみたけど、カッコイイな。いまのところぜんぜんBlenderを使いこなしていないので、そんなに必要性を感じないけど、なれてきたら欲しくなるのかもな。
> 秋葉原の上海問屋でXPPenのWireless Shortcut Remote ACK05を買ってしまった。
ぼくが見ている「機械」とうブログがあって、ここのところそのブログはぜんぜん更新されてなかったのですが、最近のポストでそのACK05が紹介されてました。 https://machine.hatenablog.jp/entry/podcast3
しかも最新のポストでは、ぼくが購入を考えていた(考えている)3Dプリンタ Tina 3Sを紹介してます。さすが狙いどころがいい。 https://machine.hatenablog.jp/entry/3Dprinter
ぼくもこういうどうでもいいものをどんどん出力していきたいとおもいます。
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