Lake Johnson


OLPC XO-1で遊ぶのは楽しいが、今年になってから一回もGeocachingに行っていないので、晴れた冬の土曜日くらい外に出ようとおもって、Johnson Lakeに出かけた。外で試してみてもいいだろうと思って、XO-1も一応持っていった。

3つキャッシュを見つけてから、湖畔でちょっとXO-1を使ってみた。晴天下でも読めるというディスプレイはやはり大したもので、完全に実用になる。大きなハンドルで持ち運ぶのも安心だし、まったくこのコンピュータはGeocacherのために作られたと言ってもいいとおもう。

写真はXO-1内蔵カメラにNikon Wide Converter WC-E24(x.66)をつけて(UR-E1をつけた上でレンズにかぶせて手で支えながら)撮ったものです。なんかやたら発色が渋いです。

Why MS wants to run Windows XP on OLPC XO-1?

どうもマイクロソフトはかなり真剣にXO-1でWindows XPを動かそうとしていることがわかり、OLPC界(というのがあるのかどうかわからないが)は騒然。クローズドソース絶対反対の左派(?)から、選択の自由があるのはいいことなのでは?とする中道派、世の中みんなWindowsなんだからWindowsでいいじゃんという(少数の)右派(?)まで、意見はいろいろ。

私自身の立場は中道派かな。やっぱり競争はあった方がいいのじゃないかとおもう。昨日も書いたけれど、同じ競争でも、Linuxのディストリビューションが乱立して、無駄なエネルギーが消費される方が心配です。

しかし、マイクロソフトがWindows XPをXO-1で動かしたい本当の理由は、OLPCとは別のところにあるのではないか?とおもった。以下は全くの憶測です。

<全くの憶測>
OLPCが、当初のもくろみ通り数千万台単位でXO-1を世界中に出荷することが確実ならばともかく、数十万台程度がアジア・アフリカの子どもたちに渡されたところで、Windowsの天下が揺らぐはずがない。

しかし、アメリカ本国では確実にマイクロソフトのビジネスが揺さぶられている。それはアップルのiPodとiPhoneによって。もちろん、マイクロソフトにはZuneWindows Mobileがあるが、ぼくはどちらも欲しくない(笑)。

し・か・し、もしアナタの携帯電話の上で、Windows MobileじゃなくてWindows XPが動いたらどーですか?ひょっとするとアナタはまだiPhoneの方が欲しいかもしれないが(オレも。笑)、少なくともビジネス向けには圧倒的な成功をおさめるだろう。GoogleのAndroidなんか宇宙の彼方に飛ばされてだれもおもいださなくなるだろう。

そのためには、Windows XPをフラッシュメモリベースのマシン、できれば2Gくらいのフラッシュで動くようにしなければならない。そこで、じゃあプロトタイプを作ってみよう、ということになって、適当なマシンを探していたら、そーいえば、なんか前にちょっと話題になった緑色のおもちゃみたいなのがあったね?ああ、あれか、いいかもね、ということで、移植が始まった。
</全くの憶測>

というのが、私の説ですが、どうでしょうか。

More software on XO

Google Earthはだめだったが、Adobe Readerは動いた。

Unable to find the HTML rendering library (libgtkembedmoz). Please specify the folder location in Edit->Preferences0>Internet.

と文句を言われるし、なんかよくわからんブランクのウィンドウが一個できるが、とりあえずPDFファイルは表示できるので、深く追求していない(笑)。(たぶん)デフォルトのReadアクティビティよりロードが早いし、ページ表示の際にPage Downを押したら、ちゃんとページ境界を認識してきっちり次のページに行く(デフォルトのReadアクティビティではどんどんページがずれてくる)ので、eBookモードのときも快適。

OLPC Newsのフォーラムを見ていると、Skypeのビデオサポートが動いた(そのかわり声が出なくなったらしい。笑)、とか、Ubuntuが動いたとか、いろいろ面白そうな話がどんどん出てきている。

Skypeはいいけど、Ubuntuとかいろんなディストリビューションが動き始めると、ディストリビューション合戦が始まって標準のSugar環境があまり使われなり、OLPCの本来のソフトウェア開発のためにはあまりよくないようにおもえます。

でも、もうだれも止めることはできないだろうな。

Google Earth won’t work on OLPC XO-1

だめかと思いつつ、いちおうXO-1にGoogle Earthをインストールしてみたところ、インストールは成功したものの、動きませんでした。やっぱりちょっと悲しい。

最初の難関はダウンロードで、XOのFirefoxではなぜかダウンロードできず、WindowsのFirefoxではWindows版しかダウンロードできず、しょうがないので別のFedora 6のマシンでダウンロードして、USBメモリでXOに持っていった。rootになって、インストール。インストール自体は至って普通。

えいやっと動かすと、OpenGL関連のライブラリがないと言われるので、ソフトウェアエミュレーションでOpenGLをサポートするMesaのライブラリを入れればよかろうということでyumで入れたが、それでもだめ。”GLX”とかいうのがないといわれてしまいます。

いろいろ調べた結果、このTicketに到達。

#227: Mesa (3D support not present on OLPC).

We disabled GLX since X 1.4.

I think we can close this bug as WONTFIX.

X.Orgのソースをコンパイルする元気が出てきたら再挑戦します。

Intel and the OLPC Association have parted ways

インテルがOLPCプロジェクトから撤退することについてのOLPCの声明インテルCSR(Corporate Social Responsibility)担当者のブログエントリを読んだ。

(OLPC)

As we said in the past, we view the children as a mission; Intel views them as a market.

The benefit to the departure of Intel from the OLPC board is a renewed clarity in purpose and the marketplace; we will continue to focus on our mission of providing every child with an opportunity for learning.

(インテル)

I’m not sure what this will look like when the dust settles. I know OLPC will continue on its path, and I wish them success. I also know Intel will continue in its investment in improving education around the world.

インテルは大人の対応をしているな、とおもった。

IDLE on OLPC XO-1

Pythonを勉強していて、やっぱりXOで動かしながら進めるといいのではなかろうかと思い、なんかいいIDEがないものかとおもった。Windowsなら、仕事で使い慣れているEclipsePyDevというプラグインを加えれば良さそうだが、XOでEclipseを使うのもどうかと思う(多分動くと思うけど)。もうちょっと素朴なIDEを探していたら、IDLEというIDEが標準添付されていることがわかり、それを動かしてみた。

標準のインストールでは、Tkinterというライブラリが入っていないので、

yum install tkinter

したら、あとは、

python /usr/lib/python2.5/idlelib/idle.py

で立ち上がる。見た目はなかなか良さそう。だがフォントが小さすぎ。40歳以上のをじさんには5分以上使用不可能。

でも、まーフォントの設定だけやってやればいいんでしょう、と軽く考え、いろいろいじくってみたが、驚くべきことに、どれも失敗。フォントはいろいろあるのに、Tkのライブラリが見えるように設定できない(xlsfontsコマンドでリストされない)。

調べてみたら、ここに同じような悩みを抱えている人たちがいて、すでに問題がレポートされているようだ。

Mary Lou Jepsenが発明したXOのディスプレイは、OLPCに批判的なひとですら賞賛するのすばらしいもので、7.5インチと小さいながらも1200×900ピクセルの表示を実現していて、電子ブックとかの用途に使うには最高だけれど、普通のX Windowのアプリを動かすと、字が小さすぎて、ほとんど全部40歳以上使用不可能。フリーで提供されているSimCityも、まるで米粒にお経を書く修行のようです(笑)(このスクリーンショットを普通のPCで見ると、全く普通のSimCityに見えるけど)。

これ、ディスプレイドライバで、もっと粗い、たとえば800×600ピクセルの表示モードをサポートできるようにしてもらえないのだろうか。それなら、いちいちアプリケーションのレベルでフォントのサイズを調整しなくても、普通のXのアプリケーションはそれなりのフォントの大きさで動くと思うんだけれどなぁ。

Low-level Activity API

Amazonで注文していた“Learning Python“が届いて、勉強開始。700ページもある。いつ終わるのか。

Python言語の勉強はまぁこつこつやるとして、少し気になっていたのは、この間書いたXO-1用の画像取り出しのスクリプト。やり方がよくわからなかったこともあって、Recordアクティビティがデフォルトでつけるタイトルの文字列”Photo by “で検索したのだが、このやり方だと、タイトルを変えられるともう検索に掛からなくなる。たぶんRecordアクティビティが翻訳されて、英語以外の環境で使われてもアウト。

正しくやるには、MIMEタイプがimage/jpegのものを引っぱってきて、しかもRecordアクティビティで作られたものだけを選んでやるべき。まぁ、それくらいだったら、APIさえわかればPythonがわからなくてもなんとかなるだろうと調査開始した(←Pythonの勉強よりこっちが楽しい)。

すると、ここにLow-level Activity APIのドキュメントが見つかり、どうもMIMEタイプを指定して検索することもできそうで、あとは、メタデータを見れば、そのデータを作ったアクティビティの”Bundle ID”(アクティビティ毎に指定される固有の文字列)が取れそうだということがわかった。

で、やってみたら、MIMEタイプを指定して検索するのはできた(なぜかえらく遅い)が、”Bundle ID”が取れない。どうも、”Bundle ID”ではなくて、本来”activity_id”のところに入るべき16進のIDが間違って入れられているようだ。うーん。

しょうがないので、dev.laptop.orgに出かけて行き、問題をレポート前回のは”Duplicate”でクローズされたが、今回はどうなるか。

(附記 2008-01-04)
なんと昨日の夜問題をレポートしたら、今日の午前中に直りました。早いなぁ。この調子なら、もっと問題を上げようかという気になる。とりあえず、(Abiword由来の)Writeでスポット変換できない件と、カメラで撮ったJPEGにExifヘッダがついていない件(まぁバグではないけど、せめて撮影日時くらい書いて欲しい)をレポートするかな。

(附記 2008-01-04)
Exifの件はもうレポートされてますね(Ticket #5622: Record doesn’t save EXIF data)。

(附記 2008-01-05)
ついでにSugarのDatastoreがらみでもう一個問題をレポートしてみたら、それはそういうものだからもっと勉強してくれというような返事が返ってきた。うーん、確かにSugarはそういう設計思想なのかもしれんが、正直言ってしっくりこない(何のことを書いているのかわからないですな、これでは)。もうSugarは忘れて、Debianでも入れるか、とも思うけれど、そんなことするんだったら、最初からASUS Eee PC買っとくべきだったよなぁ。うーん(うなってばかり)。

いまさらここで(しかも日本語で)ほえても仕方ないが、Sugarのユーザーインターフェースはそのままでもいいから、各プログラムが普通にファイルを読み書きできて、Journalは普通のファイルマネージャで、そのかわりプログラムのアイコンがクリックされたときは前にそのプログラムが終了した状態から始まる、くらいのデザインだったら良かったのになぁ。

(附記 2008-01-07)
Ticket #5860は”wontfix”でクローズされて、#5876がオープンされました。これ、結構面倒な問題だと思う。XOのJournalに、アクティビティの状態を保存しているレコードと、Activityとは直接関係のないレコード(要はただのファイル)が混在していて、しかもアクティビティによっては(例:Paint)ただのファイルとして扱えるレコード(Paintの場合はPNGファイル)にアクティビティの状態を保存することにしてるのが混乱のもと。だいたい画面下のブラウザのアイコンをクリックしてブラウザを使うたびにJournalにレコードが溜まっていくというのもいかがなものか。

やっぱり「アクティビティ」という概念を無理やり導入するところに無理があるじゃないかしらんと考えていたら、すでにクローズはされているものの、面白いTicketが見つかった。

Ticket #1053: OLPC needs a usable GUI (i.e. not Sugar)

Let’s move to a window system where the objects on screen are responsive to the user. Where programs are programs, and none of them are jargon “activities”. Where you can run more than the twelve apostles that are lined up along the bottom of the screen.

OLPC should abandon Sugar and install a working Linux GUI.

おれもそう思うぞ。

New Year’s Resolution

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

アメリカではクリスマス休暇があるかわりに年始は2日からはじまるので、私も明日から仕事。もうあんまりOLPCで遊ぶこともできなくなる。それに、もう手軽な遊びはだんだんなくなってきて、ちゃんとLinuxやPythonの勉強をしないと先に進めなくなっているように思えるので、まぁ気長にやっていきたいとおもっております。

XO日本語化のページNetafullで紹介されたらしくて、私のブログにしてはめずらしく(笑)お客様が多くてうれしかったのですが、できたらOLPC JapanのWikiに移したいと思ってます。そうなるともうちょっとちゃんと書かなきゃいけないなーとか思っていたら、なんかWebブラウザでのscim-anthyの変換候補ウィンドウの位置がおかしいように思えてきた。Fedora 7上でも同じ挙動。Abiwordの時のようにまったくスポット変換しないわけではないから、まぁ使えないことはないが、気持ち悪い。

ためしにFedora 7の日本語変換をuim-anthyに変えてみたら、変換候補ウィンドウは本来あるべき位置(カーソルの近く)に出る。うーん、じゃあやっぱり日本語化ページにuim-anthyを使うオプションも書くべきかなぁ。なんだか、趣味でやってるはずなのに宿題がたまるばかりだ(笑)。

MPlayer for OLPC XO-1

Linux上での定番ビデオプレーヤーMPlayerをOLPC XO-1用にコンパイルした人がいて、ダウンロードして使わせてもらったら、実によく動く。私もインストールしようとしてみたことがあったのだけれど、ライブラリの依存関係がうまく解決できなくて面倒になってやめたことがあったのだ。うーん、すばらしい。

これまでなんとかXO-1でYouTubeを見ようとして、カクカクした動きに悲しい思いをして、XO-1は教育用だからビデオがうまく再生できなくても仕方がないと自分をなぐさめていた人(オレだ、オレ。笑)は、これで気持ちが晴れたのではなかろうか。

試したのは小さいDivXのファイルだったのだけれど、YouTubeのFlashがイマイチで、DivXがOKというのは、やっぱりフォーマットによって、CPUへの負荷がずいぶん違うということなんだろうな。

(附記 2007-12-30)
ビデオはとりあえずいいとして、インターネットラジオも聴けたらいいなとおもい、RealPlayer for Linuxを入れてみた(RedHat用のrpm)。最初はデバイスを開くことができませんと文句を言われたが、yumでalsa-ossを入れたら音が出た(参考ページ)。

それはそれでよかったが、たぶんMPlayerでも、インターネットラジオを聴くことができるんじゃないの?と調べたら、やっぱりそうだった。

mplayer -playlist http://smoothjazz.com/streams/smoothjazz_128.ram

この方法だとalsa-ossもいらないし、コマンドライン好き(笑)の私にぴったり。そんなわけで、alsa-ossとRealPlayerを削除することに。

MPlayer+XO-1+インターネットラジオの音質はどうかについては、オーディオマニアじゃないのでなんともいえないが、ファンやハードディスクがないXO-1だから、夜中に小さな音で聴くにはいいんじゃないかとおもう。

それでも、スピーカーはさすがに貧弱だから、外付けスピーカーは必須かな。